2024.03.26

子育て支援が手厚い神奈川県の自治体ベスト5

子育てをするにあたり、周辺環境と合わせて自治体の取り組みやサポートなど、支援が手厚い場所で住みたいと考える人は多いでしょう。神奈川県ではさまざまな市や区で独自の子育て支援を行っています。今回は、子育て支援が手厚い神奈川県の自治体ベスト5をご紹介します。

子育て支援が手厚い神奈川県の自治体

神奈川県は支援が手厚く、子育てしやすい街のひとつです。待機児童数が少ない自治体も多く、子どもがのびのびとできる公園など周辺の環境も整っています。

横浜市

横浜市は、育児関連の補助金や助成金などの子育て支援制度が充実しています。横浜市内の区によっても独自の支援を行っているところもあり、頼れる人が周りにいなくても安心して育児ができる街といえるでしょう。また、保育施設やさまざまなサービスも豊富にあるので、子育てしやすいエリアを探している方におすすめです。

割引や優待が受けられる「ハマハグ」

ハマハグは、お得な割引や優待を受けられるサービスのことです。対象は小学生以下の子どもがいる方や妊娠中の方などで、協賛している店舗や施設で「ハマハグカード」を提示すると子育てに役立つものを提供してもらえます。

お出かけ先でちょっとした心配りを受けたり、子育てに優しい備品を提供してもらえたりと、街全体が子育てを応援していることを感じられる、うれしい取り組みといえるでしょう。

子どもを預けられる「横浜子育てサポートシステム」

仕事が忙しいママやパパが、安心して子どもを預けられるサポートもあります。横浜子育てサポートシステムは、預けたい方と子育て協力をしたい方が会員登録を行い、条件が合う方同士をマッチングする支援事業です。

平日だけでなく土日祝日も利用でき、急用などのやむを得ない場合だけでなく、気分転換したいときなどさまざまなシーンで利用できます。周囲に家族や知り合いがおらず、子どもを預けられるところがないという方には、非常に役立つ支援といえるでしょう。

区ごとの子育て支援も充実

横浜市では、区ごとの支援も充実しており、安心して子育てできる環境づくりが行われています。たとえば、西区では、小学生までの子ども同士や保護者が交流できるスペースとしてスマイル・ポートが設置されています。

旭区でも赤ちゃん教室を開催していたり、緑区の保育施設や保幼稚園では子育て支援に関連する無料プログラムを提供したりしています。子育ての先輩にさまざまな相談ができる場は港区にもあり、区によって支援が異なるのでぜひ育児に活用してみてください。

厚木市

厚木市では、支援センターや子育てのサポートが充実しており、預かり保育や講座の開催などにも力を入れています。所得制限なしで18歳までの医療費の自己負担額を助成するなど経済面での支援が充実している地域です。

ほっとタイムサポーター・ほっとタイムクーポン券

ほっとタイムサポーターとは、家族などの助けを受けられない妊娠中の方や出産した方がいるご家庭に、さまざまな手伝いを行う有償のボランティアを派遣する取り組みです。

料金の一部は助成の対象にもなっているので、1人で抱え込まず育児や家事を助けてもらいましょう。出産をした世帯に対しては、ほっとタイムサポーターの援助が無料で利用できる、ほっとタイムクーポン券も配布しています。

子育て支援センター もみじの手

小学生以下の子どもたちが自由に遊べる場所として、子育て支援センターもみじの手があります。子どもだけでなく子育てする家庭同士が交流できる場所もあり、保育士による相談も受けられるのでおすすめです。

助成や支給など経済的支援が充実

所得制限を設けているところも多いなか、厚木市では所得制限なしで、赤ちゃんから18歳までの健康保険適用医療費の自己負担額を助成しています。そのほか、子育て中の家庭には、紙おむつやおしり拭きシートを支給するなど、経済的支援が充実している特徴があります。

川崎市

川崎市では、妊娠中から出産後までさまざまな面から子育てをサポートする体制が整っている街です。赤ちゃんが生まれるまでの間に経済的な支援があったり、出産後もさまざまな場所で子育てイベントや講座を開催したりしています。

預かりや送迎が頼める「子育てヘルパー会員」

子育て支援のひとつとして、研修をしっかりと受けて登録している子育てヘルパー会員が、預かりや保育園などの送迎をサポートする事業があります。利用には年会費が必要となりますが、仕事が忙しいパパやママには心強い取り組みのひとつです。

助産師の専門的なケアが受けられる「産後ケア事業」

体調面などが理由で、育児の支援が必要と判断された人を対象に助産師の専門的なケアが受けられる産後ケア事業も行われています。ケアを受けるには、助産所に宿泊する「宿泊型」か、助産所に出向く「日帰り型」または自宅で受ける「訪問型」から選択できます。

保育費用の補助が受けられる

川崎市内に住んでいる保護者で、川崎認定保育園に在籍しているお子さんがいる家庭を対象とした補助金制度を実施しています。ただし、補助対象の条件がいくつかあり、すべてに該当する保護者でなければ補助は受けられません。また、交付の期間も決められているため、補助金の申請をしたい場合は、提出期限に注意しましょう。

藤沢市

観光する場所も多くお出かけスポットが充実している藤沢市では、相談窓口を設置したりさまざまな援助をしたりと子育て支援に力を入れています。子どもと一緒に楽しめる施設も多く、ファミリーの住まいとしておすすめの地域です。

夜間に子どもを預けられる「トワイライトステイ」

共働きの世帯に嬉しい支援に、トワイライトステイという取り組みがあります。仕事が遅くまであるなど共働きの世帯では、夜に子どもを見られないといった状況になることも珍しくありません。急な残業や出張などで困った時に、夕方から夜にかけて預かってくれたり、宿泊で預かってくれたりと、忙しいパパやママも安心できる支援のひとつです。

気軽に利用できる相談窓口「ふじさわ安心ダイヤル24」

電話で気軽に健康相談ができる窓口として、ふじさわ安心ダイヤル24というサービスが設けられています。フリーダイヤルになっており、藤沢市に在住している方であればどなたでも利用可能です。育児の相談はもちろんのこと、医療やメンタルヘルスの相談などもできるため、悩みやある方の大きな助けとなっています。

待機児童数が少ない

待機児童が少ない点も藤沢市の魅力といえるでしょう。2024年4月1日時点では待機児童3人となっておりますが、2021年度からは2年連続で待機児童がゼロを達成しています。積極的に認定こども園を開設したり、認可保育所の定員を増やしたりと、待機児童をなくすためにさまざまな取り組みを強化しています。

大和市

子育て王国と公言している大和市は、神奈川県の中でもとくに子育て支援に力を入れている街です。待機児童においては、7年続けてゼロを達成しており子育ての環境が非常に整っているといえるでしょう。

朝や夕方に子どもを預けられる「送迎ステーション」

仕事で忙しいパパやママが嬉しい支援のひとつに、送迎ステーションがあります。これは、駅の近くにある送迎ステーションを利用して、朝には幼稚園の送迎、夜は保護者のお迎えまで預かりをしてくれる支援のことです。仕事の都合でどうしても難しいという場合には、安心して任せられるので、共働き世帯の方がもしもの時にも心配ありません。

気軽に利用できる子育て支援施設「こどもーる」

大和市には、つどいの広場として各所にこどもーるという場所が設けられています。子育て中の方が気軽に集えて、相談や情報を交換し合う場所として人気があります。乳幼児とその保護者であれば誰でも利用可能です。

手当や給付・助成も充実

子育てに関する手当や給付、助成も非常に充実しているのが大和市です。第3子以降が生まれた場合は、出産一時金とは別に、上限5万円までの助成金がもらえます。また、中学生までは医療費が控除されたり、児童扶養手当があったりと子育てしやすい環境が整っている点も大きな魅力といえるでしょう。

子育て世帯におすすめの物件の条件

家族が増えたことを機に、一戸建てやマンションなど住まいを変えようと考える方も少なくありません。子育て世帯にとっては、子どもを育てやすい環境は非常に重要です。ここでは、子育てに適した一戸建ての条件と、マンションの条件を解説していきます。新しい住居を検討している方はぜひ参考にしてください。

一戸建て

一戸建ては、防音性に優れているため子育てで発生する生活音を抑えられます。子育て中はどうしても泣き声や走り回る音などがしてしまい、近所迷惑にならないか心配してしまうことも少なくありません。育児する親も子どもものびのびと過ごしたい場合は、一戸建てがおすすめです。

【子育てに適した一戸建ての条件】 生活圏内に学校や保育園などの施設がある 自治体の支援制度が充実している 地域の治安が良い 隣接する建物と適度な距離感がある 十分な収納スペースのある家づくり バリアフリーが整っている

マンション

ファミリー向けのマンションであれば、周りも子育て世帯が多くいるため安心できるメリットがあります。また、オートロックシステムがあったり、管理人が常駐していたりと防犯面でも安心です。

マンションの立地も周辺にスーパーや病院などがある環境の整ったところが多く、移動も便利といえるでしょう。そのほか、住み替えもしやすいので家族が増えるなどライフステージの変化にも対応しやすいといえます。

【子育てに適したマンションの条件】 周辺の教育機関が充実している 駅から徒歩圏内に立地している 防音や遮音の対策が整っている 子育てできる十分な面積がある 子どもが見える場所にキッチンがある 子どもの個室が確保できる間取り

費用を抑えつつ子育てに適した住まいを手に入れる方法

子育てしやすい環境作りのために物件の購入を検討していても、新築マンションの価格は高騰しており、費用面で難しいというケースも多いでしょう。費用を抑えて子育てに適した住まいを手に入れるには、中古物件を購入してリノベーションするのがおすすめです。

中古物件であれば価格が安いうえに、築年数の経過にともない物件価格が低下することが少なくなり安定した資産になります。また、好きなレイアウトに変更できるので、理想の住まいづくりができる点はリノベーションの大きなメリットといえるでしょう。

ただし、中古物件を購入してリノベーションを行うと、入居までに時間がかかることも少なくありません。各業者との連携がうまくできなければ、入居までのスケジュールはさらに長引いてしまいます。子育てに適した住まいを手に入れるためには、全体の連携がうまくとれる業者を選ぶことも重要なポイントです。

中古マンションのリノベーションは弊社にお任せください

RE:daysでは「余分をなくして、余白をつくる」をキャッチコピーに掲げ、過剰な広告費などを使わない取り組みをしているため、低価格でのリノベーションを実現できます。理想の家づくりをするため、さまざまなリクエストを聞くヒアリングにも力を入れています。

また物件やリノベーションに関する無料個別相談会も開催しています。購入や資金にまつわる疑問やリノベーションについての相談など、さまざまな悩みを抱えている方に最適な相談会です。中古物件の購入やリノベーションを検討している方は、ぜひ一度ご相談ください。

次にこちらでは、築30年のマンションが何年住めるのかを購入する際の注意点と一緒に解説します。ぜひご覧ください。

まとめ

神奈川県は、自治体ごとの子育て支援が充実しておりさまざまな環境が整っている街です。待機児童も少なく、子育て世帯に人気の地域がたくさんあります。とくに、横浜市や川崎市は利便性も高い上に、受けられる支援やサービスも多く、ファミリー世帯の引越し先としておすすめです。

RE:daysでは、横浜市、川崎市を中心とした神奈川県内のリノベーションやリフォームを多く手がけております。子育てのしやすい環境のために、物件の購入やリノベーションを検討している方は、RE:daysがサポートいたしますのでぜひ一度ご相談ください。