2023.09.15

アクセントクロスとは?おしゃれな空間を演出できる魅力を紹介

部屋の画像をインターネットで調べていると、一面だけ色柄が違うアクセントクロスを使用している画像をよく見かけるのではないでしょうか。

おしゃれに見えるため、自宅の壁にも取り入れたいと思っても、初めて挑戦する場合は理想どおりに完成するか心配になるものです。

アクセントクロスは見た目をおしゃれにするだけでなく、空間を広く見せたり、汚れや傷の対策になったりするなど、メリットが多い施工方法です。本記事で紹介するアクセントクロスの選び方のポイントを押さえておけば、初心者でもイメージに合った部屋を作れます。

今回は、アクセントクロスの選び方にくわえて、部屋の種類に合わせたおすすめの色柄や、取り入れる際のコツを紹介しています。よくある失敗例から学ぶ施工ポイントも解説していますので、ぜひ参考にしてください。

アクセントクロスとは

アクセントクロスとは、インテリアのアクセントとして利用する壁紙です。部屋の壁紙の一部を違うタイプのものに変えて、アクセントを出します。

カラーを変えるだけのシンプルなアクセントや、素材・デザインも変えてインテリアの一部にもなるようなアクセントなど、バリエーションはさまざまです。アクセントクロスを利用すると、単調だった部屋が表情のあるおしゃれな空間になります。

アクセントクロスの魅力

アクセントクロスは、おしゃれな部屋にできるだけでなく、空間を広く見せたり壁紙だけで部屋のテイストを主張できたりと、さまざまな魅力があります。また汚れや傷対策にもなり、実用性もある手法です。

空間を広く見せられる

アクセントクロスに締め色を使うと、視覚効果によって奥行きが出るため、部屋を広く見せられます。壁紙にはシンプルな白や淡い色がよく使用されますが、インテリアにこだわってアクセントをつけなければメリハリがつきません。

しかし、アクセントクロスを利用することで部屋全体に陰影がつき、シンプルなインテリアのみの部屋でも印象的な部屋を作れます。

テーマ性を演出できる

インテリア選びが苦手な方が部屋作りをする場合でも、アクセントクロスを使用するだけで、取り入れたいテイストの部屋を作れます。

たとえば、人気の北欧インテリアでは、家具だけなくベッドカバーやカーテンなどアイテムにもこだわらなければシンプルスタイルに見えてしまうなど、コーディネートにコツが必要です。

しかし、北欧スタイルのアクセントクロスを取り入れておくと、ナチュラル家具を置いただけでも北欧風の部屋が完成します。もしインテリアを揃えても物足りなさを感じるなら、テーマに合ったアクセントクロスを取り入れてみましょう。

汚れや傷の対策になる

アクセントクロスは、汚れや傷が目立ちにくいメリットがあります。壁紙は頻繁に張り替えしにくいため、汚れや傷がついても簡単には補修できません。

とくに小さな子どもは家中あらゆるところを触るため、遊びスペース付近の壁紙は汚れや傷がつきやすいです。遊びスペースの壁紙は、汚れや傷がわかりにくい色柄のアクセントクロスにしておくことで、見た目をきれいに保てます。

また、耐久性に優れた、傷がつきにくい壁紙を使用するのもおすすめです。汚れや傷対策にもなるアクセントクロスは、子どもの遊ぶスペースだけでなく、キッチン・洗面所などにもおすすめです。機能性のある壁紙はのちに紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

アクセントクロスの選び方

アクセントクロスは部屋の雰囲気を決める大事なパーツのため、しっかりポイントを押さえて選びましょう。ポイントは、理想のイメージ・利用目的・家具の色に合わせることです。また、素材や機能性にも注目しましょう。

理想のイメージで決める

アクセントクロスは、色選びが最も重要です。アクセントクロスの色は部屋の雰囲気を大きく左右するため、色の種類・明度・彩度を理解したうえでうまく掛け合わせ、理想のイメージに合った色のアクセントクロスを選びましょう。

色の種類

色は、暖色系・寒色系・中間色と、大きく3つに分けられます。暖色系はぬくもりやにぎやかさをイメージさせる色で、赤・オレンジ・黄色などです。

太陽や炎など熱量を感じる温かさもありますが、人間的で安心できるような暖かさもあります。暖色は、身体活動を高める交感神経に作用する色です。

暖色系と対称的に、寒色系は涼しさや冷たさを連想させる色で、青・紫・水色などがあります。寒色系は、心身をリラックスさせる副交感神経に作用するため、気持ちを落ち着かせてくれる色です。

また後退色でもあり、アクセントクロス部分を遠く小さく見せられるため、狭い部屋でも広く見せる効果があります。

中間色とは、暖色系と寒色系以外の色です。安定感や穏やかさを感じられる色で、どの色とも合わせやすい色のため、どんなイメージの部屋にも取り入れられます。

しかし、中間色は取り入れやすい一方で、部屋のテーマ性を出しにくいため、初心者はテーマ性がはっきりとした暖色系や寒色系の色を選ぶのがおすすめです。

色の明度

明度とは明るさのことで、明度が最も高い色は白、最も低い色は黒です。明度が高い色は白に近いため、部屋を広く見せられるでしょう。しかし基本のクロスカラーと近いため、アクセントクロスで使用する場合は、素材や柄にこだわって選ぶ必要があります。

一方、明度が低い色は黒に近く、アクセントにふさわしい重厚感や高級感があるのが魅力です。しかし、狭い部屋に使用するとより圧迫感が出やすいため、アクセントクロスの面積を小さくするなど工夫しましょう。

色の彩度

彩度とは、鮮やかさのことをいいます。彩度の高い色は目を引くようなビビッドカラーで、個性的・派手・エネルギッシュな印象です。一方、彩度の低い色はくすみカラーで、落ち着きがあり、自然で優しい印象を持っています。

彩度の低い色は、初心者でも扱いやすい色味ですが、彩度の高い色は家具との調和や部屋で使用されているほかの色とのバランスを取るのが難しいなど、扱うにはコツが必要です。

部屋の利用目的で決める

仕事部屋や趣味の部屋など、利用目的に合わせてアクセントクロスを選ぶのも重要です。上記の色の種類で紹介したように、選ぶ色によって人に与える部屋の印象が異なるため、目的に合っていないものを選ぶと、居心地の悪い部屋になってしまいます。

部屋の利用目的が明確に決まっている場合は、好きなインテリアやイメージに合わせるだけでなく、集中したい・落ち着きたいなど、何のためにアクセントクロスを使用するのかも考えて選びましょう。

家具の色に合わせて決める

設置したい家具のテイストが決まっているなら、家具の色に合わせて決めましょう。家具は同じテイストのものでも、模様や細かい色合いなどさまざまです。そのため、壁紙の見本があるなら、実際に家具と重ねて確認すると失敗しません。

しかし、今後家具を買い換える予定があるなら、家具のテイストを大きく変更しないようにしましょう。もしテイストを変更するなら、合わせてアクセントクロスの張り替えも視野に入れておく必要があります。

使用素材で決める

クロスは素材の種類が豊富です。主な素材の特徴を紹介します。

ビニールクロス

ビニールクロスは塩化ビニール樹脂で作られており、日本で最も壁紙に使用されています。色柄も豊富と、選択肢が多いところが魅力です。また、ほかの素材のクロスよりも安価なため、幅広く使用されています。

ビニールクロスには、抗菌や防カビなどの機能性があるタイプも豊富です。また、水拭きができる素材のため、子ども部屋やトイレなど、清潔に保ちたい部屋での使用をおすすめします。

織物クロス

織物クロスは、シルク・レーヨン・麻などで作られています。布地のように、平織り・綾織・朱詩織など、織り方で表情が異なるところが魅力です。

上品で存在感があるため、応接室や玄関など来客の目に触れるところに適しています。価格は高めですが、高級感漂う家具とよく合います。

紙クロス

紙で作られた紙クロスは、環境に優しく色柄も豊富にあります。ナチュラルな風合いで、どんなインテリアにも合わせやすい素材です。

紙クロスのなかでも手作業で作られた和紙は、室内の湿度調整もできます。日本らしい雰囲気が出るため、和室での使用におすすめです。

自然素材クロス

クロスには、珪藻土や漆喰で作られた自然素材のクロスもあります。珪藻土タイプは消臭効果・防火性・湿度調整に優れており、リビングやキッチンにおすすめです。

一方、漆喰はホルムアルデヒドを分解できるため、シックハウス症候群を防げます。赤ちゃんと過ごす部屋におすすめの素材です。

機能性で決める

耐久性や防汚性など、壁紙の機能にも注目しましょう。それぞれの特徴を解説します。

  • 耐久性
    強度が高く、壁紙の表面に傷がつきにくい素材です。壁を触って引っ掻いてしまう小さな子どもや、ペットのいる家庭におすすめします。
  • 防汚性
    汚れが壁紙に染み込みにくいようにコーティングされています。汚れがついても、水や中性洗剤で簡単に拭き取れるのが特徴です。料理中に飛び散った油も染み込まないため、キッチンの壁紙は、防汚機能が備わったタイプをおすすめします。
  • 抗菌・抗ウイルス効果
    壁紙の表面に付着した、ウイルスなどの菌を分解する機能が備わっています。ウイルスは紙なら3時間程度、布なら2日程度も生存可能です。家をウイルスから守りたいなら、身の回りのものを抗菌タイプにするだけでなく、壁紙もウイルス対策されたものにしましょう。

    抗菌・抗ウイルス効果のある壁紙は、ウイルスが侵入しやすい玄関や、赤ちゃんが過ごす場所での使用がおすすめです。
  • 消臭効果
    表面が消臭加工された壁紙は、さまざまな臭いが混同しやすいリビングや、臭いの付着が気になるトイレでの使用がおすすめです。

    とくに、ペット・タバコ・生ごみなどの臭いは、蓄積するとなかなか臭いが取れません。消臭効果のある壁紙を使用して、部屋の空気をきれいに保ちましょう。
  • 調湿効果
    自然素材クロスで紹介した珪藻土タイプには、湿度が高くなると湿気を吸い、乾燥すると湿気を放出する調湿効果があります。調湿効果のある壁紙を使用すると、冬の結露や梅雨時のカビも軽減できるため、湿気の溜まりやすいクローゼットにおすすめです。
  • 抗アレルゲン効果
    花粉やダニアレルギーがある方には、抗アレルゲン効果のある壁紙がおすすめです。抗アレルギー効果のある壁紙は、アレルゲンを吸着して抑制する効果が期待できます。ダニが発生しやすい寝室や、花粉が侵入しやすい玄関などにおすすめの機能です。
  • 撥水効果
    水や汚れを弾いて壁紙への染み込みを防ぐ撥水効果のある壁紙は、キッチン・トイレ・洗面所など、水回りでの使用がおすすめです。撥水効果は水分を吸収しないため、カビの抑制にも効果があります。
  • 光拡散効果
    光を反射して部屋を明るくできる光拡散効果のある壁紙は、外からの光が入りにくい部屋におすすめです。光拡散効果は電気をつける時間を減らせるため、省エネにもつながります。

アクセントクロスに機能性のあるタイプ選ぶ場合は、特徴を理解して、用途に合わせたものを選びましょう。

アクセントクロスのおすすめの色柄

アクセントクロスは、部屋を利用する人の好みや用途に合わせて選ぶと、居心地のいい空間を作れます。それぞれの部屋におすすめの色柄を紹介します。

リビングの場合

家族みんなが利用するリビングには、好みが分かれにくく、落ち着いた淡い色がおすすめです。リビングは、インテリアから生活雑貨までさまざまな色のアイテムが配置されているため、どんな色にも合わせやすいグレーやブルーが適しています。

リビングには、テレビやエアコンなど黒や白の家電がありますが、グレーやブルーは家電にも自然に馴染む色です。

リビングにアクセントクロスを使用する場合は、家具や家電の位置とのバランスも考えて、アクセントを入れる箇所を決めましょう。

キッチンの場合

クロスの汚れが気になりがちなキッチンには、汚れがついても目立ちにくい濃いグレーや黒がおすすめです。ナチュラルインテリアならグレー、シンプルモダンインテリアなら黒など、キッチンのテイストに合わせて色を選ぶと、キッチン用品ともマッチします。

とくに、キッチンは清潔な空間を保つことにも重点を置き、拭き取りやすいビニールクロス素材や防汚性が備わっているタイプなど、素材や機能性にも注目して選びましょう。

寝室の場合

ゆったりと過ごしたい寝室には、快適な眠りを妨げない彩度の低い色がおすすめです。寝室といえば寒色系のイメージが強く、活発なイメージの暖色系は合わないと思われがちですが、彩度が低い暖色系であれば優しく穏やかな気持ちにしてくれます。

寒色系は気持ちを落ち着かせる効果があるため、寝室におすすめですが、家全体のテイストと合わない場合は、彩度の低い暖色系を合わせましょう。

子ども部屋の場合

小さい子どもが使う部屋には、子どもが喜ぶ柄を取り入れましょう。定番の花柄やストライプ柄もいいですが、子どもの趣味に合わせてキャラクターデザイン・恐竜・雲など、個性的な柄を選むのも遊び心があります。子どもが楽しく過ごせる空間を作りましょう。

しかし、子どもは成長によって好みも変わるため、個性的な柄にする場合は、クロスの張り換えも視野に入れましょう。

洗面所の場合

洗面所には明度が高く彩度の低い、清潔感のある爽やかな色がおすすめです。また、タイル柄をアクセントクロスにすれば、涼しげでホテルのような特別な空間も作れます。

また、洗面所は撥水加工されているタイプを選ぶとカビが発生しにくく、気持ちよく洗面所を使い続けられます。

トイレの場合

トイレは、清潔感・リラックス感・爽やかさをポイントに選びましょう。ブルーやグリーンがおすすめです。トイレは来客時にも使用する場所のため、誰でも気持ちよく利用できる空間を作りましょう。

トイレはシンプルな空間になりがちのため、漆喰素材で変化をつける、幾何学柄やレンガ柄で主張すると、殺風景なトイレも華やかになります。また、消臭効果や抗菌・抗ウイルス効果のタイプを選ぶと、清潔さを保てます。

アクセントクロスのよくある失敗例

アクセントクロスは、基本の壁紙部分やインテリアとのバランスが重要なため、しっかりイメージを固めてから選びましょう。アクセントクロスのよくある失敗例と施工ポイントを紹介します。

想像していた仕上がりと違った

アクセントクロスは、基本の壁紙とのバランスだけでなく、部屋全体とのバランスを考えて選ぶのが重要です。

部屋には壁紙の色だけでなく、ドア・インテリア・小物などさまざまな色があります。たんにアクセントクロスと基本の壁紙とのバランスだけを考えて選ぶと、完成後に全体を見たとき、当初のイメージと異なる場合もあります。

そのため、配置したいインテリアが決まっている場合は、実際に置いてイメージすると失敗しません。

目立たなかった

アクセントクロスは、シンプルな部屋にアクセントをつける役割のため、同系色を避けるのがおすすめです。同系色にすると多少の違いではメリハリがつかずに、あまり目立ちません。

同系色でないと失敗しそうだと不安な方は、同系色でも極端に濃い色で特徴のある柄を選んで、見た目に変化をつけると目立ちやすくなります。

暗い印象になってしまった

アクセントクロスを引き立たせる理想的の面積は、部屋の壁面積全体の2割から3割程度です。

アクセントクロスを目立たせようとして、面積を必要以上に増やしてしまうと暗い印象になります。また、部屋全体のカラーバランスも崩れるため、アクセントクロス部分の割合は必ず意識しましょう。

統一感を考えずに決めてしまった

アクセントクロスは、部屋全体とのバランスを考えて色柄を選びましょう。好みの色やデザインだけで決めてしまうと、統一感がなく落ち着かない部屋になってしまいます。

まずは、部屋のテイストを決めます。基本のテイストを押さえたうえで、インテリアに合う色柄や素材のクロスをアクセントクロスに選ぶのがポイントです。

飽きてしまった

少しでも長く飽きずに同じアクセントクロスを楽しみたいなら、個性的な色柄は避けるのが無難です。

アクセントクロスにかぎらず、インテリアでも長く使用していると飽きることもあります。インテリアは容易に買い換えできますが、アクセントクロスは気軽に張り換えできません。

また、テイストの変化をつけようとインテリアを変えれば、アクセントクロスとの相性が悪くなる可能性もあります。アクセントクロスのインパクトが大きいために、思ったほどの変化をつけられないなどのデメリットも避けられません。

それでも個性的なアクセントクロスを取り入れたい場合は、取り入れる場所や面積をリフォーム業者に相談するのがおすすめです。

アクセントクロスを取り入れる際のコツ

アクセントクロスは、取り入れ方のコツを押さえておくと失敗しにくくなります。以下で5つのコツを紹介します。

壁面積全体の2割から3割にする

アクセントクロスが映える面積は、部屋全体の壁面積の2割から3割程度がおすすめです。4面ある壁のうちの1面をアクセントクロスにするのが基本ですが、インパクトが強いタイプの場合は、2割程度にとどめる方がアクセントとして際立ちます。

3割以上の面積をアクセントクロスにすると、失敗例で紹介したとおり部屋が暗い印象になるため気をつけましょう。

部屋全体を3色でまとめる

部屋全体を3色でまとめると、バランスのとれた統一感のある印象になります。メリハリのある部屋にしようと多くの色を一部屋に取り入れてしまうと、相性のいい色で揃えていても部屋がスッキリとまとまりません。

反対に、2色では単調でメリハリがつきにくいため、シンプルな印象になります。基本クロスの色・インテリアの色・アクセントクロスとカーテンやソファの色の3色に分けて選ぶのがポイントです。

部屋に入ったときに視界に入る壁面を選ぶ

アクセントクロスは、目につきやすい場所に張りましょう。一番目に入りやすい場所は、部屋に入った時に一番奥にある壁面や、ソファに座った際の正面の壁面です。トイレや洗面所など狭い空間の場合も同じポイントに張りましょう。

印象の強い色や柄を選ぶ

アクセントクロスは、単調な印象の部屋をメリハリのあるおしゃれな空間にする目的のため、印象の強い色や柄を選ぶのがおすすめです。

基本クロスと似た色や膨張色はメリハリがつきにくく、アクセントクロスの意味をなしません。膨張色をアクセントクロスに使用したい場合は、柄のあるクロスを選ぶなど変化をつけましょう。

大きめのサンプルで確認する

イメージが湧きやすいよう、サンプルは大きめを用意してもらいましょう。サンプルの壁紙は小さいものがほとんどですが、全体像がわかりにくく、統一感が取れているかなどバランスの確認もしづらいです。

アクセントクロス選びの失敗を防ぐためには、下記の3つのポイントをチェックしましょう。

  1. 大きめのサンプルを張りたい場所におく
  2. インテリアや基本のクロスなどほかの色とのバランスを確認する
  3. 照明や日当たりによる色の変化を確認する

アクセントクロスの費用相場

アクセントクロスの施工にかかる費用は、クロス費と施工費です。また、張り換える場合は別途、もとのクロスを剥がす費用・廃棄費用・下地を整える費用などがかかります。

クロスの価格はグレードや機能性により異なりますが、1平方メートル1,000〜2,000円程度が相場です。標準的な部屋のアクセントクロスに当てる面積は10〜15平方メートル程度なので、クロス費は1〜3万円程度になります。

また、施工費は壁の状態や業者によっても異なりますが、2万円程度です。よって、アクセントクロスの費用相場は、クロス費の1~3万円と施工費の2万円で3万円〜5万円程度になります。

壁紙の張り替えにかかる費用相場について、こちらの記事でさらに詳しくまとめています。ぜひあわせて参考にしてください。

まとめ

アクセントクロスは、部屋にメリハリをつけて空間を広く見せられるだけでなく、クロスだけでもテーマ性を演出でき、汚れや傷を目立ちにくくできるなどの魅力があります。

アクセントクロスは、イメージ・利用目的・家具の色に合わせるなど、選び方のポイントが多いため、選ぶコツをしっかり押さえて、理想の部屋を作りましょう。また、リビングやキッチンなど利用したい空間に合ったタイプを選ぶと、より過ごしやすくなります。

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