2024.04.26

フローリング張り替えはDIYでできる?施工のタイミングや費用相場を解説!

今住んでいる家の床がきしむようになり、フローリングの張り替えを検討する人も多いでしょう。時間が経つと傷が目立ってしまうので、取り掛かるのであれば早めの施工がおすすめです。費用を抑えるためにDIYで行おうと考えている人もいるのではないでしょうか?

フローリングの張り替えを検討する人に向けて、施工のタイミングや費用相場を解説します。DIYのメリットや注意点、プロに依頼する際のポイントなども合わせて紹介します。ぜひ、参考にしてください。

目次

フローリング張り替えはDIYで可能?

フローリング張り替えはDIYで可能?

フローリングの張り替えは、DIYでも可能です。DIYで行うメリットは、プロに頼むよりも費用が安く抑えられます。一方デメリットは、時間がかかりすぎる点と作業がハードな点です。

ここからは、DIYでフローリングの張り替えを行う手順や、必要な道具について以下で詳しく説明します。

狭い範囲ならDIYでも不可能ではない

フローリングの張り替えは狭い範囲であれば、DIYで挑戦できます。基本的な作業や、小規模の修繕なら手軽に取り組めるでしょう。

しかし、広い範囲や複雑な部分を修復する場合は専門知識や技術、工具や道具が必要になります。準備と手順を確認してから行わないと、施工の失敗につながってしまいます。

そのためにも、道具や手順などをしっかり理解してから行っていきましょう。

DIYでフローリングを張り替えるのに必要な道具

ここでは、フローリングを張り替えるために必要な道具から紹介します。手持ちの道具と組み合わせられることもあるので、確認してみましょう。

ノコギリ、ドライバー、ハンマー、カッターナイフ、メジャー、ポンチが必須の道具です。 ノコギリは材料の裁断に使います。値段は1,000円〜1,500円ほどです。電動ノコギリだと10000円〜20,000円くらいのものが多いです。

ドライバーはねじ締めに使います。電動ドライバーで3,000円〜5,000円ほどです。ノコギリ、ドライバーは必要に応じて電動のものを用意すると、作業時間の短縮につながるのでおすすめします。

ハンマーは釘打ちやフローリング材のはめ込みに使います。値段は500円〜5,000円と素材によって費用が変わってくるので、用途に合わせて用意しましょう。カッターナイフはフローリング材の調整等に使います。500円〜1,000円ほどで準備できます。

メジャーは材料の測定に使います。こちらも500円〜1,000円ほどで準備可能です。ポンチは釘の打ち込みに使います。こちらの値段も500円〜1,000円ほどになっています。

全ての道具をそろえた場合の合計金額は20,000円〜40,000円ほどです。お手持ちの道具で使えるものがないか、確認してから用意しましょう。

ほかにも用意すると便利な道具は、墨つぼ、カンナ、ノミなどです。フローリングの張り替え以外のDIYでも活用できます。使う頻度や用途に合わせて、そろえることをおすすめします。

DIYでフローリングを張り替える手順

次に、フローリングを張り替える手順を紹介します。

1、古いフローリングを撤去します。その際に一緒に掃除、採寸も行いましょう。 2、断熱材などの下地を敷いて、整えます。すき間がある場合は埋めていきましょう。 3、上から新しいフローリング材を敷きます。部屋の隅から丁寧に敷いていくとすき間なく敷いていけます。

DIYでフローリングを張り替える場合は、古いフローリングを撤去したり、釘打ちや採寸をしたりと想像以上にハードな作業になります。時間に余裕を持って取り組みましょう。

仕上がりの美しさを求めるなら業者に依頼しよう

DIYでフローリングを張り替えることは可能ですが、仕上がりの美しさや、床の耐久性を求める場合は業者に依頼することをおすすめします。DIYで張り替えたあとに、さまざまなトラブルが起きる可能性があります。

もう一度張り替えるなどといった場合は、高額な費用がかかってしまうおそれがあります。業者であれば、経験豊富で確かな技術を持った職人が多数そろっており、満足のいく仕上がりになるでしょう。

フローリングの張り替えを検討すべきサイン

フローリングの張り替え目安は15年〜20年といわれています。毎日こまめに掃除をしている家庭でも、湿度や温度の影響を受けて傷や変形が起きてしまいます。フローリングの傷や変形を放置しておくと、けがや床が傾くなどのトラブルにつながりますので早めの対処を検討してください。

フローリングの張り替えを検討すべきサインには、どんなものがあるのでしょうか。以下で詳しくみていきましょう。

歩くときしむ

フローリングが古くなると、歩くたびに「ギシギシ」「ミシッ」といったきしみ音が発生します。これはフローリングが劣化しているだけでなく、シロアリの被害や床の構造のトラブルなどほかの問題が関係している場合があります。

床のきしみは、新しい家でも起きうる問題です。そのまま放置してしまうと、けがやシロアリの発生といったトラブルにもつながります。

シロアリの被害は、シロアリが木材を食べてしまいスカスカになることで起きる被害です。シロアリは湿気の多い場所を好みます。そのため、洗面所やお風呂場、キッチンなどの水回りはとくに注意しましょう。

床の構造のトラブルは、床下の木材に使われている大引きと根太に何らかの問題が起きることで起きるトラブルです。古い家だと釘を使って施工されていることが多く、釘周辺の木材の水分が抜け木痩せすることで起きます。

経年劣化はフローリング材の接着剤が剥がれてしまったり、傷んでしまったりすることで起きます。フローリングの木材は乾燥や湿気の影響を受けやすいです。

そのため、膨張や収縮といった変形が起きてしまいます。木材同士のつなぎ目に歪みが生じ、こすれることできしみ音が発生します。

歩くと床が沈む・浮く感覚がある

フローリングが下地から離れている場合は、歩いた際に床が沈む感覚や浮いた感じがあります。これは、下地の劣化やフローリング材の変形が原因です。変形の原因の多くは湿気と考えられています。

床の沈み込みが激しい場合は、劣化が進んでいることがあります。こういった状態は部分的な補修での対応が難しいことが多く、全体の張り替えを検討した方が良いでしょう。

フローリング材の種類と特徴

フローリング材の種類には、無垢フローリング・複合フローリング・挽き板フローリング・突き板フローリング・フローリングシートの5種類があり、それぞれ特徴が異なります。

ここからは、それぞれのフローリング材の種類と特徴について詳しく解説します。 好みや用途に合ったフローリング材を見つけていきましょう。

無垢フローリング

無垢フローリングはほかの木材が混ざっていない、天然木100%が特徴のフローリング材です。そのため、木目や質感が豊かで、自然な風合いが特徴的です。

素材もヒノキやスギ、ウォールナットやオーク、パイン材や桐などさまざまなものがあり、好みに合わせて選べます。また、表面が無垢であるため何度も研磨や表面処理を行え、長期間使用しても美しさを保てるのも無垢フローリングの特徴の1つです。

しかし、価格が高く湿気や乾燥に弱いため、メンテナンスが必要となってきます。

複合フローリング

複合フローリングは、複数の素材を組み合わせて作られたフローリング材です。主に、合板などの基材の上に化粧板を貼り合わせています。

ウォールナットやオークなどが表面に使われているため、木目調や石目調など様々なデザインがあるのが特徴的です。お部屋の雰囲気や好みに合わせて選べます。

また、湿度や温度の変化に強く耐水性や耐久性に優れており、メンテナンスが比較的容易です。傷にも強いので、さまざまな場所のフローリング材に使われています。マンション用や戸建て用など、用途別に種類が豊富なのも複合フローリングの特徴です。

挽き板フローリング

挽き板フローリングは、木材を薄く削り出して作られた床材です。そのため、無垢フローリングと同じように自然な風合いや質感があります。基材に合板を使っているため、ゆがみや反りが起きにくいのも挽き板フローリングの特徴といえます。

また、厚みが薄いため床暖房との相性が良いことも特徴の1つです。ただし、表面の強度がやや弱いため、傷つきやすい点に注意してください。

突き板フローリング

突き板フローリングは、複数の板を突き合わせて敷き詰める方式の床材です。一般的には無垢材や合板が使われ、床面に独特の模様が現れます。使われる木材には、メイプルやウォールナット、オークなどがあります。

施工が比較的簡単で、張り替えもしやすく価格も安いためDIY向きの素材となっています。ただし、突き板同士のすき間が生じやすいためメンテナンスが必要です。

フローリングシート

フローリングシートは、薄いシート状の素材を床に貼り付けて使う床材です。さまざまなデザインがあり、簡単に取り付けられるのがフローリングシートの特徴となっています。

耐水性や耐久性に優れており、お手入れも簡単なのでリフォームやDIYに適しています。しかし、シート状の素材を床に貼り付けているため、無垢フローリングや複合フローリングなどと違い、木の風合いを楽しむことはできません。

木の風合いを楽しみたい人は、木材を使った無垢フローリングや複合フローリングを使うといいでしょう。

紹介したフローリング材にはそれぞれ特徴があり、部屋の用途や雰囲気、予算に合わせて選んでください。自然素材の無垢フローリングから手軽なフローリングシートまで、幅広い選択肢からお好みの床材を選んでいきましょう。

フローリングの張り替え方法とメリット・デメリット

フローリングの張り替え方法は、張り替え工法と重ね張り工法の2種類があります。

張り替え工法は古いフローリングを剥がし、新しいフローリングを張り替える方法のことをいいます。重ね張り工法は、今のフローリングの上から新しいフローリングを貼り重ねる方法のことです。

ここでは、それぞれの工法とメリット・デメリットについて解説します。

張り替え工法とは

張り替え工法は古いフローリングを剥がし、新しいフローリングを張り替える方法のことです。

メリットにはどんなものがあるのでしょうか。以下で詳しく解説します。

張り替え工法のメリット

張り替え工法は、古いフローリングを全て剥がして行う施工になるので、下地の状態を確認できシロアリ対策ができます。古い家だと下地部分に腐食が起きている可能性も考えられるので、床全体の状態を確認できる点が張り替え工法のメリットといえるでしょう。

一度床を剥がしリセットするので、自分の好きな床材や耐久性の高い床材などを、部屋の雰囲気や用途に合わせて選べます。

張り替え工法のデメリット

床材の撤去作業や新しい床材の敷設作業には、時間と手間がかかります。既存の床材の撤去作業が難しい場合や下地の状態が悪い場合は、追加の工事や補修が必要となる場合があるので注意しましょう。

DIYで施工を行う場合、技術や知識が必要であり、作業の失敗やトラブルが起きるリスクがあります。

重ね張り工法とは

重ね張り工法は、今のフローリングの上から新しいフローリングを貼り重ねる方法のことです。重ね張り工法のメリットを以下で詳しく解説します。

重ね張り工法のメリット

重ね張り工法は、既存の床材を撤去する必要がないため、施工期間が張り替え工法よりも短縮されます。下地の補修や補強が不要であり、工事費用が張り替え工法に比べて安いです。

新しい床材を重ねて設置するだけなので、DIYでの施工も比較的簡単です。今のフローリングの上から新しいフローリングを貼り重ねる方法のため、床下の断熱効果や吸音効果を高められるのがメリットといえます。

重ね張り工法のデメリット

デメリットも紹介します。

既存の床材の凹凸や、傷が床面に影響を与える可能性があるので注意しましょう。床高が増加するため、ドアの開閉がしにくくなってしまったり、場合によっては家具が設置できなくなってしまったりするので、注意が必要です。

また、重ね張りの床材が傷ついたり、浮いたりする場合があるため、メンテナンスが必要となる点がデメリットといえるでしょう。

紹介した張り替え工法と重ね張り工法は、フローリングの状態やニーズに応じて検討しましょう。自分の部屋の雰囲気やライフスタイルに合わせた方法を選ぶことで、快適で美しい床を楽しめます。

業者に依頼した場合のフローリング張り替え費用相場

業者に依頼した場合のフローリング張り替え費用相場は、工法によって異なります。

一般的に重ね張り工法よりも、張り替え工法の方が費用は高いです。なぜなら、既存のフローリングを剥がして処分する費用や手間がかかるためです。

ここからは、業者に依頼した場合のフローリング張り替え費用相場を以下の3つのパターンに分けて紹介します。

フローリングからフローリングに張り替える際の費用相場

フローリングからフローリングに張り替える際の費用相場は、部屋の広さや工法、フローリング材によっても変わってきます。

比較的価格の安い重ね張り工法で、4.5畳で複合フローリングの場合85,000円〜102,000円です。無垢フローリングの場合は90,000円〜115,000円となります。 複合フローリングに比べ、無垢フローリングの方が費用が高くなります。

張り替え工法で4.5畳の場合は、複合フローリングだと98,000円〜128,000円です。無垢フローリングの場合は128,000円〜145,000円とかなりの差があるので注意しましょう。

畳からフローリングに張り替える際の費用相場

畳からフローリングに張り替える場合は、床の下地材を張り替える必要があります。そのため、追加で費用がかかることも覚えておきましょう。

また、フローリングからフローリングに張り替えるときと同じように、部屋の広さやフローリング材によっても変わってきます。複合フローリングで4.5畳の場合は、125,000円〜143,000円です。無垢フローリングの場合は130,000円〜155,000円と5,000円〜8,000円ほどの金額の差があります。

クッションフロアからフローリングに張り替える際の費用相場

クッションフロアからフローリングに張り替える場合も、ほかのケースと同様にフローリング材によって変わってきます。マンションなどは、防音仕様のフローリング材を使うという管理規約があるところが多いため、防音なしと防音ありに分けて紹介します。

複合フローリング4.5畳で防音なしの場合は72,000円〜89,000円です。防音ありの場合は少し高く、105,000円〜125,000円となります。

無垢フローリング4.5畳で防音なしの場合は75,000円〜100,000円です。防音ありの場合は110,000円〜138,000円と複合フローリングに比べて高価になります。

費用相場はあくまで目安であり、実際の料金は業者や地域によって異なります。また、工事内容や追加オプションなどによっても費用は変動するので、事前に複数の業者から見積もりを取りましょう。

フローリングを張り替える際の注意点

フローリングを張り替える際は、ライフスタイルに合った床材を選ぶこと、マンションの場合は事前に管理規約を確認する、張り替えにかかる日数を把握しておくことといった4つの注意点があります。

メリット・デメリットを理解したうえで、住んでいる家や好みなどに合わせて工法を選択しましょう。以下で詳しく解説します。

ライフスタイルに合った床材を選ぶ

フローリングの床材を選ぶ際は、自身や家族のライフスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。

ペットを飼っている場合は、傷や汚れに強い素材が適しています。あえて表面が加工してあるフローリング材を選ぶと、傷がついたとしても目立ちにくいのでおすすめです。 パイン材やスギなどは柔らかく傷がつきやすいため、避けた方がいいでしょう。

マンションの場合は事前に管理規約を確認する

マンションにお住まいの場合は、床材の張り替えには管理規約や建物管理規約に従う必要があります。とくに上下階の住人への騒音や振動で迷惑がかかる可能性があるので、事前に管理会社や管理組合に相談し、許可を得てください。

施工を開始する前には、近隣住民への周知も忘れずに行ってください。

張り替えにかかる日数を把握しておく

フローリングの張り替えには、作業の種類や床面の広さによって施工期間が変わってきます。

事前に業者と相談し、作業日数や作業時間を把握しておきましょう。作業日数によっては、家具の移動や一時的な生活環境の調整をする必要があります。あらかじめ余裕をもって計画しましょう。

メリット・デメリットを理解したうえで工法を選択する

フローリングの張り替え工法にはそれぞれメリットとデメリットがあります。張り替え工法や床材の選択をする際には、張り替え工法や重ね張り工法といった工法の違いを理解し、自身のニーズや予算に合った選択をすることが大切です。

また、専門家や業者との相談も重要であり適切なアドバイスを受けることで、よりよい結果を得られます。紹介した注意点を踏まえて、フローリングの張り替えを計画し、あなた好みの快適で住みやすい住環境を実現しましょう。

フローリング張り替えを依頼する業者の選び方

フローリング張り替えを依頼する業者の選び方は、実績が豊富な業者を選ぶこと、保証やアフターフォローが充実している業者を選ぶこと、身近な業者を選ぶこと、といった3つのポイントがあります。

それぞれのポイントを、以下で詳しく解説します。

実績が豊富な業者を選ぶ

フローリング張り替えを依頼する業者を選ぶポイントは、実績が豊富な業者を選ぶことです。

過去の施工実績や顧客の評判などを確認し、信頼できる業者であるかを確認しましょう。 実績が豊富な業者は、高い技術力と信頼性を持っており、安心して工事を依頼できます。

保証やアフターフォローが充実している業者を選ぶ

次に、保証やアフターフォローが充実している業者を選びましょう。

工事後に問題が発生した場合や、施工後のメンテナンスが必要な場合に、迅速かつ適切に対応してくれる業者ですとすぐに対応してもらえます。保証やアフターフォローが充実している業者であれば、安心して依頼できます。

身近な業者を選ぶ

最後に、身近な業者を選ぶことも大切です。地域密着型の業者や口コミで評判のよい業者を選ぶことで、コミュニケーションがスムーズに取れるだけでなく、アフターサービスなども期待できます。

また、見積もりや打ち合わせの際に直接業者と対面できるため、しっかりとした信頼関係を築けるでしょう。紹介したポイントを踏まえて、信頼できる業者を選びましょう。しっかりとした準備と選定を行うことで、安心してフローリングの張り替えを依頼できます。

フローリングの張り替えが得意な業者

フローリングの張り替えを行う業者をお探しの方は、ぜひRE:daysにご相談ください。RE:daysでは、これまで1,500件以上の実績を持つハイクオリティな施工力と「余分」を排除した徹底的なお客様目線の低コストなリノベーションを実現しています。

また、専門のスタッフが丁寧なコンサルティングを行い、お客様のニーズに合わせた最適な提案をいたします。 アフターケアにも力を入れており、定期的なメンテナンスやトラブル対応なども迅速にフォローいたします。

まとめ

今回はフローリング張り替えはDIYでできるのか、施工のタイミングや費用相場も合わせて解説してきました。

フローリングの張り替えは、快適な暮らしを実現するために大切なリフォームです。DIYで行うことも可能ですが、業者に依頼することでより丁寧で美しい仕上がりになります。フローリングの張り替えには、床材の選定や工法の選択など多くの注意点があるので、今回の記事を参考にして注意してください。

業者に依頼する場合は、地域に密着した信頼できる業者を選ぶこともポイントです。 RE:daysでは、無料個別相談を随時受け付けています。フローリング張り替えでお悩みの方は、ぜひ一度RE:daysにご相談ください。